9月16~18日 所沢市民体育館春秋連覇ならず 秋季リーグ戦を2位で終える9・16 4戦目対日大戦後半戦白星スタート! 前半戦3連勝と勢いに乗ってむかえたリーグ戦後半。相手は日大。第1シングルスは山本怜主将(文4)。3-0で勝利しエースの貫禄を見せる。しかし、第2シングルスの美濃口千夏(文3)が1-3で敗れてしまう。続く第1ダブルスの秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組も第1セットを先取するものの、すぐに次のセットを奪われ追いつかれる。第3セットも互いに譲らず両者拮抗。しかし接戦をものにし、このセットを奪う。続く第四セットも接戦となるが、見事勝利。悪い流れを断ち切った。▲流れを引き寄せた秋田・森田組 その後の第3シングルスには第一ダブルスに引き続き森田が登場。森田は連戦となるものの、疲れを感じさせず3-0でストレート勝ち。勝利まであと1セットとする。▲ストレート勝ちを果たした森田 そして迎えた山本主将・明神佑実(文4)組の第2ダブルス。幸先よく第一セットを取るものの、続く第2、第3セットを奪われ逆転を許してしまう。もう相手にセットを与えられないという状況の中、第4セットを獲得。フルセットへと持ち込んだ。そして最終第5セットでは本来のリズムを取り戻し、危なげない試合運びをみせ勝利。それと同時に中大のリーグ戦4連勝が決まった。▲試合を決めた山本主将・明神組 前半戦の勢いのままに後半戦も白星スタート。このまま春秋連覇へと突き進む。◆試合結果○中大4ー1日大●▼詳細結果○山本主将3ー0松田●●美濃口1ー3高原○○秋田・森田組3ー1上林・高原組●○森田3ー0向山●○山本主将・明神組3-2小室・奥下組●9・16 5戦目対日体大戦接戦を制し5連勝! 秋リーグ開幕から4戦全勝の中大は、同じく4連勝中の日体大と対戦。フルセットまでもつれる試合が多い中、終盤の勝負強さで日体大を下した。これで中大は5連勝となった。 第1シングルスはエースの山本怜主将(文4)が出場。思うように得点を得られず2-2で迎えた第5セット。山本は相手に1点しか与えず11-1で第5ゲームを奪い、3-2で勝利した。▲エースの役割を果たした山本 第2シングルスに出場した瀬山咲希(文2)は第1、2セットを連続で奪われるが、第3、4セットを奪い返し、第5セットの中盤まで互角の戦いを見せる。しかし6-7からの相手の4連続得点などで第5セットを奪われ、2-3で惜しくも敗戦。 第1ダブルスの山本主将・明神佑実(文4)組は第1セットを取られたものの、その後の第2、3、4セットをしっかり取り、3-1で勝利した。 続く秋田佳菜子(文3)は危なげない試合運びで勝利し、チームの勝利が懸かった第2ダブルスは秋田・森田彩音(法2)組が出場するが、第1、2セットを終え0-2と苦しい展開に。続く第3セットも3-7と攻め込まれ、後がない2人。しかし「常に接戦を想定して練習をしている」(森田)という言葉通り、そこから8連続得点で逆転し第3セットを奪うと第4、5セットも落ち着いて得点を重ね、最終的に3-2の大逆転勝利。中大の勝利が確定した。▲接戦を制した秋田・森田組 ここまで5戦負けなしの中大。同じ5勝0敗の早大とは最終戦の第7戦で対戦する。早大との優勝争いを制するためにも、次の東京富士大戦は負けられない。土壇場の勝負強さで全勝優勝に挑む。◆試合結果○中大4ー1日体大●▼詳細結果○山本主将3-2高橋●●瀬山2-3谷岡○○山本主将・明神組3-1高橋・谷岡組●○秋田3-1三橋●○秋田・森田組3-2前瀧・三橋組●9・16 6戦目対東京富士大戦圧巻の6連勝 いざ優勝決定戦へ! 早くも秋季リーグは終盤戦に突入した。春季リーグ戦3位の東京富士大との一戦は4-0で中大が制し、勝負強さを見せつけた。結果を見ると終始中大のリードで試合が展開されたように見えるが、「スコアよりも中身のあった試合だった」と大場監督は振り返る。 第1・第2シングルスは主将の山本怜(文4)と瀬山咲希(文2)がともに3-0の快勝を飾り、チームを鼓舞する。しかし、続く第1ダブルスの秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組が相手の前瀧・林組の猛攻を前に、苦しい戦いを強いられる。フルセットまでもつれた接戦は、二人の勝負強さが随所で光った。第5セット、2人は5連続ポイントを先取後、流れを作り11―4で接戦を勝ち抜いた。第3シングルスでは森田が第2セットを奪われるも、落ち着いた試合運びで勝利をつかんだ。▲ストレート勝ちの瀬山 「今回の試合は我慢と向かっていく気持ちがなければ勝てなかった」(大場監督)。春季リーグ戦を全勝で優勝を飾ったが、7月のインカレは悔しさがにじむ結果に終わった。油断がなかったとは言い切ることは難しい。一度は頂点に立ちながらも、挑戦する気持ちがなければ勝ち続けることはできない。選手たちは悔しさを糧に着実に成長している、それが体現された一戦だった。 次戦はこれまで全勝の早大と優勝を懸けた直接対決。はたしてどのような熱い戦いが繰り広げられるのだろうか。優勝の行方から目が離せない。◆試合結果○中大4ー0東京富士大●▼詳細結果○山本主将3-0前瀧●○瀬山3-0林●○秋田・森田組3-2林・前瀧組●○森田3-1小村●9・17 最終戦対早大戦終盤粘るもあと一歩及ばず。早大に敗れ、2位で秋季リーグ戦を終える 秋季リーグ戦制覇を懸け、6勝0敗で並んだ早大との直接対決となった最終戦。勝てば優勝が決定するこの試合は早大に軍配が上がり、中大は2位でリーグ戦を終えた。 第1シングルスは山本怜主将(文4)が出場。これまでリーグ戦通算で48勝7敗と驚異的な勝率を誇る山本主将だが、0-3でまさかのストレート負けを喫してしまう。続く第2シングルスの瀬山咲希(文2)も「力んでしまった」と思うようなプレーができず、1-3で敗戦。 第1ダブルスに出場した秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組は、これまでダブルス5戦に出場し全勝。何度も接戦をものにしてきた。今回も2-2までもつれこむ接戦となったが、5セット目は9-11と僅差で相手に奪われ、2-3で秋季リーグ戦ダブルス初黒星となった。 0-3と追い込まれ後がない中大の第3シングルスは森田彩音(法2)が出場。悪い流れをものともしない冷静さで得点を重ね、3-0のストレート勝ち。▲得点を決めガッツポーズをとる森田 第2ダブルスの山本主将・明神佑実(文4)組は第1、3セットを奪われ1-2と追い込まれる。しかし苦戦しながらも4セット目を奪うと、5セット目は5-7からの5連続得点で10-7と逆転。そのまま逃げ切り11-7で5セット目を奪い、3-2で勝利。▲劇的な逆転勝利を決めた山本主将・明神組 第4シングルスに出場したのは秋季リーグ戦初出場の山本笙子(法1)。9-11、8-11、9-11とすべて僅差でセットを落とし、0-3でストレート負けを喫してしまう。これで中大は2-4で早大に敗れた。インカレで負けた悔しさをぶつけようと臨んだ今回の秋季リーグ戦。春秋34年ぶりの連覇とはならなかった。 「これからは自分の持っている技術だけでなく、新しい技術も身に付けてもらいたい」と大場監督は早くも先を見据えている。さらなる飛躍のために、選手たちは進化し続ける。◆試合結果●中大2-4早大○▼詳細結果●山本主将0-3田中○●瀬山1-3阿部○●秋田・森田組2-3金子・蒲田組●○森田3-0鎌田●○山本主将・明神組3-2阿部・徳永組●●山本0-3徳永○▼大会結果▼①早大(7勝0敗)②中大(6勝1敗)③日体大(4勝3敗)◆個人賞受賞者優秀選手賞 山本怜主将(文4) (シングルス:6勝1敗、ダブルス:4勝0敗)写真・記事:「中大スポーツ」新聞部
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